誰もが心配を感じ、緊張し、不安や恐怖を感じます。
これは普通の反応です。
しかし、苦痛が強かったり、生活に支障がでる場合、対処していく必要があります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
概容
- 不安は、心配や緊張、恐怖を引き起こします。
- 不安は、動悸といった身体症状を生じさせます。
- 不安を感じることは普通のことですが、もしあなたが常に、あるいは大きな不安を感じてしまうなら、不安症を抱えている可能性もあります。
- 多くの人たちが支援やケア、治療によって不安から回復しています。
- 回復の仕方は人それぞれで、ケア内容も個人の特性や重症度によって異なります。
不安症ってなに?
生きるうえで不安や心配、恐怖を感じることは普通のことです。
これら感情は、私たちの生きるうえで生じる危険性やリスクのある状況に対する、闘争逃走反応という自然な身体の反応です。
しかし、不安や心配、恐怖といった感情が普通の生活をする上で支障をきたすくらいに強い場合、もしかしたら、不安症という病気かもしれません。
世界的に少なくとも10人に一人は不安症を抱えて生活していると考えられています。
留意点は、不安症といっても、個別性があり、一人ひとりで体験していることが異なったり、同じ症状を抱えているというわけではありません。
大きく(抽象的に)見れば同じような症状ではありますが、具体的なところを見ると個別性があるということです。
なお、個別性があることは、精神障がい全般にいえることです。